こんにちは、てくてくです。
今日は久しぶりにチンチラさんのことを書きたいと思います。
チンチラと言えば、モフモフの毛並みや癒し系の顔が魅力的なペットですが、てくてくがチンチラを飼う決め手となったのが「長生き」であることでした。
チンチラの平均寿命は10~15年、ギネス記録では29年229日という長生きさんもいるそうです。
しかし、長生きだからこそ、チンチラは飼い主の様々なライフイベントに影響を受けます。
今回は、6年間のチンチラさんとの暮らしを振り返り、チンチラを飼おうか迷っている人や、人生の転換期を迎える飼い主さんの参考になれば幸いです。
それでは行きましょう。
チンチラとの6年間をザっと振り返ってみる
我が家のチンチラさんがやってきたのは生後三ヵ月の時。
一緒に暮らして6年の間に、てくてくは引っ越しを4回、結婚出産を経験しました。
現在2歳の娘も、チンチラさんが大好きです。
チンチラを飼い始めたきっかけ
チンチラを飼い始めた6年前、SNSで注目はされていましたが、世間ではチンチラは珍しいペットでした。
人に話すと、「チンチラって何?」から始まり、「何でチンチラを飼い始めたの?」という流れに。
理由は、1人暮らしが寂しかったのと、長生きしてくれる小動物が良かったから。
しかし、単身者向けの賃貸で飼えるペットとなると、犬や猫はハードルが高いし、小動物の多くは寿命が短い。
その点、チンチラは小動物の中ではダントツで長生きですし、見た目もめちゃくちゃ可愛い。
飼わないと後悔する!と思って、チンチラ専門店に下見に行ったその日にお迎えを決めました。
単身者がチンチラを飼うことについて
てくてくがチンチラさんをお迎えした当初、1人暮らしをしていたので、その時に思ったことを少し書きます。
単身者の方がペットを飼いづらいと感じるポイントは、賃貸の問題・お世話の問題・金銭的な問題かなと思います。
まず、賃貸の問題については、以前も書きましたが、地域によってはペット不可のマンションでも「ケージで飼うペット」は相談すればOKな賃貸もあります。
今まで住んだ賃貸のうち2軒はペット不可でしたが、事前に相談をして大家さんにOKを貰えました。
ペット可賃貸にも住んだことがありますが、お隣さんが犬を飼っていたこともあり、チンチラさんが落ち着かず体調を崩してしまったこともありました。
チンチラは静かな環境を好む動物なので、個人的には犬や猫のいる物件はあまりおすすめしないかな~と思います。
また、現在ワンルームにお住まいでチンチラを検討中なら要注意。
てくてくは、チンチラさんの音がうるさくて寝れない時がしばしばありました。
お世話に関して言うと、夜行性で昼は寝ているのであまり負担は感じませんでした。
仕事に行っている間、チンチラさんはゆっくり寝ることができるので逆に良いかもしれません。
飼い主の体調を崩した時は大変ですが、犬の様に散歩に行く必要がないので、比較的楽な方かと思います
また、旅行や出張などで家を空ける際は、ペットホテルに預けられるかを確認しておきましょう。
何度か利用したことはありますが、預けている間はずっと気掛かりだし、帰宅後はチンチラさんの機嫌が悪かったり、あまり良い思い出はありません。
さらに、チンチラは規則正しい生活を好むので、掃除や部屋んぽのタイミングは大体同じ時間に催促してきます。
それが意外とメリットでもあり、飼い主も規則正しく生活できるようになります。
金銭的な面を言うと、牧草やおやつなどの食事は、月3000円もかかっていないと思います。
冷暖房は涼しい時期以外は基本つけっぱなしなので、光熱費はネックかもしれません。
ケージは1回買い替えただけで、当初から同じ大きさのものを使用しています。
大きなケージに憧れつつ、我が家ではこれが限界かな。
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有難いことに大きな病気はしたことがないので、今のところ2年に1回くらいのペースで動物病院(1回5000円程度)に通院しています。
ペット保険は加入していませんが、少しずつ貯金をして将来に備えるようにしています。
飼い主の結婚はどう影響する?
様々な人生の選択ができる時代ではありますが、チンチラさんが飼い主の結婚に影響することはあるのでしょうか?
答えは「Yes」です
自身が動物好きなので気付かなかったのですが、動物苦手な人って意外と多い!
チンチラさんと暮らして数か月後、婚活を始めて気づきました(笑)
特に、犬は良いけど猫はダメとか、その逆もパターンとか。
そういった人の場合、得体の知れないチンチラの話をすると、大体怪訝そうな表情をして「…噛んだりする?」って聞かれるんです。
チンチラは可愛いけれど、いたずら好きだしトイレは覚えません。
動物そのものが苦手だったり、潔癖症の人は飼うのが難しい動物だと思います。
また、結婚後のチンチラさんの様子はというと、夫に慣れるまで少しかかりました。
結婚前に何度も遊んでいたのに、です。
一緒に暮らし始めてから、夫に撫でられると怒ったような素ぶり(噛まないけれど、威嚇する)を取ることがしばらくありました。
恐らく、今までチンチラさんに向いていた興味が夫に移ってしまい、焼きもちを焼いていたのかな?と思います。
なるべく一緒に過すように努力し、夫も少しずつ距離を縮めることで、いつの間にか仲良くなっていました。
家族がいる場合、お世話を頼めるので体調不良や帰りが遅い時などは助かりました。
ただ、旅行に行きづらいというクレームを受けることもあります…
飼い主の妊娠出産がチンチラに与える影響
てくてくが妊娠中に困ったことは、お腹が大きくなってくると前傾姿勢をとれなくなるので、チンチラさんの世話ができなくなったことです。
つわりでしんどい時やお腹が大きくなってからは、夫に朝晩のお世話をお願いしていました。
夫もチンチラさんを可愛がってくれていますが、毎日のお世話は負担に感じていたようです。
産後にてくてくがお世話するようになると、「やっと解放された」(←そんな風に思っていたのか)と言っていました。
チンチラさんはと言うと、徐々に夫と仲良くなってくれていたこともあり、お世話の移行はスムーズでした。
ただ、てくてくが出産で1週間不在にしていたのが寂しそうだったと聞きました。
赤ちゃんとチンチラがいる暮らし
家にチンチラと乳幼児がいる生活。
チンチラさんも娘も、それぞれに悪い影響がでないか心配していたのですが、今のところ問題は起きていません。
気を付けた点は、しばらくは別々の部屋で過ごしていたことと、チンチラさんに声をかける回数を増やしたことくらい。
別々の部屋にすることで、乳幼児は砂埃・アレルギーの心配が減ったり、チンチラさんは室温調整や騒音の心配がなくなるメリットがあります。
チンチラさんは今まで通りリビングが定位置、娘は隣の部屋で寝ていました。
赤ちゃんの泣き声については一番心配していたのですが、チンチラさんは基本スルーで寝ていました。
案外大丈夫そうだと気づいてからは、娘の機嫌が良い時にバウンサーをケージのそばに置いてみたり。
お互い「何だ?」って感じで見つめあっていることもありました。
幼児とチンチラの関係
娘が幼児期になってからというもの、チンチラさんが大好きすぎて困っています。
娘が積極的にチンチラさんに話しかけるようになったころ、チンチラさんの反応はというと少し迷惑そう。
どうしようもないことではありますが、チンチラさんは臆病な性格なので、予測不可能な動きをする子供は苦手なんだろうなと実感しています。
娘がチンチラさんにいたずらしないよう対策が必要になりましたが、ケージの周りにバリケードを設置することで回避できています(2歳になった現在も継続中)。
獣医さんに聞いた話によると、幼児とペットの事故で多いのが「踏みつけによるペットの骨折」と、「ペットに噛まれる」ことだそうです。
特にチンチラさんはげっ歯類なので、本気で噛まれると危険。
特に、部屋んぽする時に娘がいると、チンチラさんがイライラ&ビクビクしてしまうことが多く、なるべく参加させないようにしています。
最近では、チンチラさんも気が向いた時に、ケージ越しに娘からおやつを受け取ったり、撫でられたりしています。
ケージ越し、というのがチンチラさんにとっては安心ポイントなのかも。
今後娘が大きくなって、仲良くなってくれたらいいなと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
チンチラさんとの長いようで短い6年間をご紹介しました。
環境やチンチラさんの個性によって差はあるかとは思いますが、チンチラさんと過ごす雰囲気が少しでも伝われば嬉しいです。
獣医さんにはまだまだ生きると言われていますが、昔に比べるとおっとりしてきたチンチラさん。
普段は忘れがちだけど、いつかくる別れの日まで、家族の一員として大切にしてあげたいと思っています。
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