こんにちは、てくてくです。
2022年も残すところわずかとなりました。
今日は今までにあまり登場していない植物を中心に、2022年の植えて良かった宿根草(低木)3つと、後悔した宿根草2つをご紹介します。
それでは行きましょう。
植えて良かった!おすすめしたい宿根草・低木
セファランサス’ムーンライトファンタジー’
セファランサスは、別名アメリカタニワタリノキとも言われる耐寒性落葉低木です。
アカネ科の耐寒性落葉低木
学名:Cephalanthus occidentalis ‘Moonlight Fantasy’
原産:北アメリカ
花期:初夏(秋も2番花が咲くことがある)
花のサイズ:3~4㎝程度
樹高:3m
置き場所:日向~やや半日陰
耐寒性:‐15℃
耐暑性:強い
セファランサスの魅力は何といっても、ユニークな花姿ですね
葉っぱも爽やかで嫌みのない色・形なので、花期以外も素敵。
しかし、実際に育ててみると、それ以外にもおすすめしたい魅力がたくさんあったので、4つに絞ってみました。
まず、低木のわりに成長スピードが速く、お庭の骨格として活躍してくれたこと。
購入したのが昨年秋、当時は20㎝程度のポット苗でしたが、1年で1メートル近く大きくなりました。
1番花の後に切り戻しをしたので、本来はもっと大きくなっていたかもしれません。
購入したおぎはら植物園さんのサイトによると、剪定で60㎝前後にも抑えられるそうです。
枝先に花が付くので、花数(枝数)を増やす意味でも切り戻しはした方が良いかも。
ちなみに、新枝咲き・強剪定OKなので、落葉後にバッサリ切ると管理も楽です。
枝先が花の重みで枝垂れるので、樹形は弧を描くような柔らかい印象
次に、1番花を切り戻したら2番花も楽しめること。
2番だからといって、花のサイズは変わりません。
何喰わぬ顔で夏を爽やかに彩ってくれます。
3つ目に、枯れ姿もなかなか風情があったことです。
セファランサスは落葉が早く、芽出しは遅めの植物です。
我が家では例年11月初めには落葉してしまいます。
そこで、試しに2番花を切らずに置いておいたところ、枝先に実が残り、冬枯れもユニークな風情となりました。
セファランサスは新枝咲きなので、このまましばらく楽しみ、春前に強剪定をする予定。
最後に、とにかく暑さに強く、日陰を作るのに最適であること。
我が家では、午前中のみ日向の場所に植えていましたが、夏も葉焼けすることなくきれいな状態を保っていました。
低木なので安定感があり、葉っぱが大きいので宿根草のための日陰も作れちゃいます!
我が家では、株元にホスタやアジュガなど日陰好きの宿根草がイキイキと育っています。
よく似たタニワタリノキとは別種で、セファランサスの方がお花も大きく、耐寒性があるのでお庭で育てやすいです。
以前、タニワタリノキをホームセンターで見たことがありますが、タニワタリノキの花はビー玉くらいのサイズ。
一方、セファランサスはピンポンボールくらいの大きさの花なので、遠くから見ても目を引く可愛さです。
1点不満を言うと、夏に何者かにかなり葉を食べられてしまいました。
部分喰いばかりだったので、バッタかな?と思っています。
オルトランで多少マシになりました。
サルビア’ムーンライトオーバー’
ムーンライト続きですが、次はサルビア’ムーンライトオーバー’です。
シソ科の耐寒性多年草(我が家では冬季は半常緑)
学名:Salvia x jamensis ‘Moonlight Over Ashwood’
原産:メキシコ
花期:初夏~秋
花のサイズ:1.5~2㎝程度
草丈:40~60㎝
置き場所:日向~やや半日陰
耐寒性:‐5~-8℃
耐暑性:強い
単純に言うと、カラーリーフとしても楽しめるチェリーセージです。
日差しに輝くようで、本当に惚れ惚れするチェリーセージ
ライム色に斑入りの葉で、茎は赤味があり、花は淡いアプリコット色!
チェリーセージというと、耐暑性の高さや花期の長さから夏の定番ハーブだと思います。
さらに、近年多くの花色が登場していますよね。
世間的には紫やブルー系が人気な印象ですが、個人的にはこのムーンライトオーバー押しです。
ナチュラルな花やカラーリーフが好きな方にはドンピシャではないでしょうか。
害虫被害もなく、虫が苦手な人も安心です。
今更チェリーセージと言わず、花色豊富な今だからこそチェリーセージ!かなと思います。
南東に植えて、何度も切り戻しをしながら今年は11月中旬まで花を楽しめました。
商品ページに紅葉も楽しめるとありましたが、今年は忘れて冬越し対策で既に切り戻ししちゃいました(汗)
冬も葉は残りますが、実際に1年通して育ててみた感想としては、暑すぎない初夏と晩秋が最も美しいと思います。
クレマチス’プリンセスケイト’
お次はクレマチスのプリンセスケイト。
キンポウゲ科の耐寒性宿根草(つる性)
学名:Clematis ‘Princess Kate’
系統:テキセンシス系(新枝咲き・強剪定タイプ)
花期:6月~9月
花のサイズ:6㎝程度
草丈:3~4m
置き場所:やや半日陰
耐寒性:強い
耐暑性:中
プリンセスケイトは見た目がドンピシャなこともあり、育てたい気持ちが強かったクレマチスです。
キリっとした知的な雰囲気と可愛らしさが同居していますよね。
現代のプリンセスにピッタリの花だと思います。
クレマチスも虫の被害はほぼなく、バラよりも好きという言葉も耳にするくらい優秀な宿根草ですね。
ただ、クレマチスは難しいんじゃないかという不安が大きく、様々なYoutubeを見ること1年。
昨年の秋に、満を持してお迎えしました。
しかし、Youtubeの勉強も虚しく、夏に瀕死の状態に。
これはもう終わった…と思っていたら、涼しくなったころに見事復活し2番花を咲かせてくれました!
地元の花屋さんによると、割りとよくあることらしいです
地元の花屋さんに相談した際に、瀕死になった理由がいくつか見つかりました。
購入時(秋)に鉢増しをした後、成育旺盛だったためさらに鉢増しをしてしまったこと。
土が多い状態で夏を迎えたために、鉢が蒸れやすくバテてしまったそうです。
また、Youtubeで水の上げ過ぎが原因で枯れると知り、水を上げなさすぎだったことも理由の一つでした。
さらに、東の庭で管理していたのですが、我が家の東側は夏場かなり暑くなることが判明。
南の庭の、1日中隣家の陰になる場所に移動し、かなり状態が良くなりました。
近くに信頼できる花屋さんを見つけることも大切だと実感
この復活劇に後押しされ、秋に地植えしてみました。
今年は他にも気になっていた「流星」と「アフロ・ボーイ」をお迎えしました。
来年どのように咲いてくれるのか楽しみです。
当ブログでも追ってご紹介したいと思いますので、またご覧になってくださいね。
残念だった宿根草2つ
ユーパトリウム セレスチナム
ユーパトリウムセレスチナムは、青花フジバカマとか西洋フジバカマとか呼ばれる植物です。
キク科の耐寒性多年草(冬季落葉種で、春の芽出しは少し遅い気がします)
学名:Eupatorium coelestinum
原産:北アメリカ
花期:夏~秋
草丈:30~50㎝
置き場所:日向~やや半日陰
耐寒性:強い
耐暑性:強い
ポンポンの明るい紫が真夏に咲き、真夏に日向でもグングン成長する頼もしい宿根草です。
見た目も爽やかで可愛く、花期も長いんです。
しかし、地下茎で増えることもあり、場合によっては根域制限をしたほうが良いというのは知っていたのですが…
やはり増えすぎました!
他の宿根草が負けないように、地下茎で増えた株を抜いていたのですが、いじけてしまってキレイに咲かなくなってしまいました。
結局、なんだか疲れてしまって晩秋にごっそり抜いてしまいました。
あと、我が家では葉裏に虫の卵がかなり産みつけられていたり、虫喰いにあっていました。
虫対策はバラと一部の宿根草のみにしたいので、虫を引き寄せる植物はできれば減らしたくって。
可愛いんですけどね…我が家は狭い庭ですし、手入れにかける時間を考えるとサヨナラした方がいいと考えました。
もちろん、他にはない爽やかさと強さが魅力的な植物ではあります。
増えても平気なくらい庭が広い・あるいは手入れできるマメな人・虫が平気な人はおすすめの宿根草です。
セイヨウフジバカマ(ユーパトリウム コエレスチヌム) 青花 (e04)
アストランティア’ローマ’
アストランティアはドライフラワーなどでも人気のお花だと思います。
セリ科の耐寒性多年草(冬季半常緑~落葉種)
学名: Astrantia major‘Rome’
原産:ヨーロッパ
花期:初夏~秋
草丈:50~70㎝
置き場所:やや半日陰
耐寒性:強い
耐暑性:暖地では夏に風通し・水はけ良く管理
しかし、冷涼な気候を好む宿根草であるためか、今年咲かなかったため、お花の写真を用意できませんでした…
知らない方はぜひ検索してみて下さいね。
本当に妖精というか、ガラス細工のようなキレイなお花で、ぜひ実物を見たかったのですが…
今年の春に購入して、鉢で管理していたのですがあまり大きくならず。
おぎはら植物園さんの商品ページでは「生育が早く、大株に育てやすいので初心者の方にもおすすめの優良種」とあります。
同じ時期に購入したレビューで花が咲いたと書いてあって、なんでうちは咲かないのだろう?と頭をひねっていました。
とりあえず、日陰の場所に定植してみました。
来年夏越しできれば、花も期待できるかな?と思っていますが…
やはり涼しいところの植物は難しいと感じた宿根草でした。
好きな植物を頑張って育てるのも楽しいのですが、あまり好きでなくても放任で育つ植物の方が増えるしキレイに咲くんですよね…
これからも、好き&お庭の環境に合う植物を探していきたいと思います!
それではまた明日。
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